
インプラントとは、失ってしまった歯をチタニウムでできたネジを顎の骨に植える事で補う技術です。 昔から失った歯のところに何かを植えて補うという試みは行われてきましたが、インプラントが科学的に検証された技術として認識されたのは比較的最近です。
骨のチタンが親和性が高いことを発見したBranemark博士らによって、およそ35年前に初めて人に対して応用されました。 長い間、スウェーデンでのみ行われていたのですが、術後15年間の予後の発表が北米の学会で行われて、およそ90%という高い成功率で一躍注目を浴びました。
その後北米とヨーロッパを中心にして研究が行われて現在に至っています。
これまでに推定100万人以上が世界中でインプラントの治療をうけました。
ではインプラントの利点と欠点を考えてみましょう。
インプラントの治療は、歯科治療に革命的な変革をもたらしました。 残念ながら日本では非常に安易な考えでインプラント治療を行なう医療機関や、治療を受ける患者さんが多いようです。
ぜひ、しっかりと治療の内容などを担当医と話し合った上で、治療の判断をしてください。では、症例を見てみましょう。

歯を一本失ってしまった場合、治療の選択枝としてはブリッジとインプラントがあります。
インプラントとは、あごの骨にチタンという金属でできたねじを埋め込み、その上に歯を作る技術です。
インプラントで治療する利点は、両側の歯を削ることなく歯を補う事ができることです。
また、ブリッジと比較して長期にわたって機能する可能性が高いことも利点といえます。
欠点は、外科的処置が必要であること、高度な技術力が必要であること、治療期間がブリッジと比較して長いこと、そして、ブリッジより治療費がかかる傾向があることです。
歯は一度削ると元にはもどりません。両側の歯に虫歯や詰め物がない場合には、インプラントの選択肢をご検討することをお勧めいたします。

前歯を失ってしまった方です。
両側の歯は、まったく削っていない歯なので、インプラントを使って補うことを選択しました。 |
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術後です。前後の歯と見分けがつかない歯ができました。
治療期間はおよそ8ヶ月です。 |
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術後です。前後の歯と見分けがつかない歯ができました。治療期間はおよそ8ヶ月です。 レントゲンで見ると、骨にねじが埋まっているのがわかりますね。治療した歯と、ご自分の歯とは見分けがつきません。 |

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この方は、小臼歯を失ってしまった方です。上と同じく、前後の歯を削りたくなかったのでインプラントによる治療を選択なさいました。 |
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手術はおよそ1時間で完了します。
術後、痛み止めを飲む必要がない程度です。 |
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歯が入りました。 |
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レントゲンを重ね合わせると、インプラントが骨に植わっている様子がよくわかります。 |

歯を複数失ってしまっている場合、治療の選択枝としてはブリッジ、入れ歯そしてインプラントが考えられます。
インプラントで治療することの利点は、他の歯を削ることなく、固定性のもので歯を補う事です。 入れ歯が合わないでいたんだり、動いてよくかめないということは、インプラント治療で解消します。
欠点は、治療費と治療期間が入れ歯と比較してかかることでしょう。

下の奥歯を失ってしまっている方です。
入れ歯での治療とインプラントを用いた治療の選択肢があります。 |
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取り外し式の義歯には抵抗があるとのことで、インプラントによる治療を選択しました。およそ1時間の手術が終了したところです。 |
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3ヵ月後にインプラントの上に中間部品(アバットメントといいいます)を作ったところです。 |
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無事奥歯を取り戻すことができました。 |

この方は左上の歯を失ってしまっています。
残念な事に一番奥の歯も抜く必要が生じてしまいました。 |
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現在までは入れ歯を使用していました。入れ歯は出し入れが面倒な事や、装着感がわること、かみにくい事などからインプラントを使用して、固定性の治療を希望しました。 |
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治療後です。新しく3本の歯をインプラントによって作る事ができました。
食事をした感じも自分の歯と同じ感触です。 |

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この方は、前歯を2本失ってしまいました。 |
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両側の歯は、虫歯のない健康な歯だったので、削らないで治療することをご希望でした。 |
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前歯に2本のインプラントを埋入して、歯を補ったところです。治療期間はおよそ8ヶ月でした。 |

不幸にして全部の歯を失ってしまった場合は、入れ歯による治療か、インプラントによる治療が可能です。
インプラントを使用する事で、固定性(出し入れしない)の義歯を作る事が可能となります。
また、下の入れ歯が動いてかめなかったり、いたかったりする場合には、インプラントを部分的に使用して、入れ歯の動きを止めて快適にする事もできます。

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この方の下あごの歯は、進行した歯周病のために抜歯をする必要がありました。抜歯後の治療をインプラントを用いておこないました。 |
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抜歯を行うと同時に、インプラントを5本埋め込みました。
手術当日に、仮の歯を作りました。限られたケースでは、手術当日にすぐインプラントの上に義歯を作ることができます。 |
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上の入れ歯も作り直しました。手術から4ヵ月後の状態です。
上は入れ歯ですが、下のインプラントで支えられた義歯は、固定式です。 |
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治療後の口元です。とてもきれいな歯をしているとみんなに誉められるそうです。 |

別の方です。この方は下の総入れ歯が動いて食事がしにくい事が不満でした。
下顎にインプラントを2本埋入して、入れ歯を支える土台を作りました。 |
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新しく入れ歯を作って、土台にはめ込むような装置を埋め込みました。
これで入れ歯は動かなくなって快適に食事をする事ができるようになりました。 |
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